2008年6月編

今月の飾り
 2005年10月の研修会より、勉強方法を少し変えてみました。それは、飾りの中で 『一番良い点』 と 『一番悪い点』 を見つけるという方法です。従来の良い点だけを見つけるという方法も、いわゆる「あら探し」になることなく、飾りの良い点が理解できる方法としては適切なのですが、飾りの悪い点を把握していく事も、ミスの少ない飾りを行う上では勉強になるだろうということで、この方法に変えました
 また、その発表方法についても、今までは、各人が順番に良い点を発言していくという方法でしたが、この方法ですと、最後の方に発言する人は、先に発言する人達の意見を耳にしてしまうので、いろいろと迷ってしまう場合もあります。そのため、今回からは、各人がそれぞれに渡された紙に、『一番良い点』と『一番悪い点』を書いて講師に渡し、最後に講師がそれを発表し、勉強をしていくという方法です
富士川産島型石
真山白釉楕円水盤
花梨透かし卓
掛け軸は鴎の図


添えは万年草


3点飾り


 今月の飾りは、富士川産の島型石を主役にした飾りです。この石を白釉の楕円水盤に据え、中卓と取り合わせています。掛け軸は鴎の図で、添えには万年草を配した3点飾りとなっています

 今回初めて飾ることになりましたが、まだまだ良くわかっていません。皆さんの飾りを見よう見まねで飾っているという感じで、良いのか悪いのかわかっていませんが飾ってみました。よろしくお願いいたします(席主)・・・との事でした

そして集まった意見は次のとおりです

◎一番良い点
・石が良い
・石、軸、添え草の取り合わせが良い
・全体の大きさのバランスが良い
・水盤に据えている位置が良い
・全体の景色感が良い

◎気になる点
・水盤が少し小さすぎるのでは
・卓が少し高すぎるしあまり良くないのでは
・主飾りが少し左(端)に寄りすぎではないか

等の意見が集まりました(複数回答有り)
皆さんは、どのように思われますでしょうか?

◆ 正解 ◆

『一番良い点』については
 今回の飾りで一番良いのは全体の景色です。島型石に鴎と添え草と言うことで、海の景色が良く現出されていいるのが一番良いところです

『一番気になる点』については
 今回の飾りで、一番良くないところは卓です。せっかく他の取り合わせが良いのに、透かし卓でありながらも、少々安っぽく見えてしまいますし、高さも少し高いです

 水盤もやや小さめでありますが、それよりも卓の良くない方が目立ってしまっていますので、飾り全体のバランスを崩してしまっています 




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