1月の部

床の間飾り



主石は利根川山型石
幅×奥×高
水盤は寿悦蕎麦釉楕円水盤
真塗中卓(輪島塗り)
軸は旭日の図


添えは鏡餅


3点飾り


  あけまして おめでとうございます

     本年も よろしくお願いいたします


 私にとっては非常に忙しかった2005年でしたが、なんとか平穏に乗り切る事ができ、新しい気持ちで新年を迎えることになりました。こちらでは、正月の2日に少しだけ雪が降ったのですが、昨年の12月くらいからまったく降水量が無く乾燥した日々が続いており、東北や日本海側地方からの大雪の便りを聞くと、ちょっと複雑な気分になっているところです
 それにしても、12月から続く冷え込みは、まったく緩むこともなく、早朝などはマイナス5〜6度と厳しい冷え込みが続き、例年にない厳しい冬を迎えているような感じがします。今回は、新年を迎えるにあたっての飾りですので、おのずと正月飾りになりますが、少しでも暖かみを感じさせるよう心がけたいと思っています

 今回の飾りは、正月をイメージしながらの水石飾りです。正月などの慶事を意識させるような石というのは特にありませんので、どのような石を主役に飾っても良いのですが、今回主役に選んだ石は、利根川産の山型石です。新年ということもあり、最初の飾りは山型で飾ろうと考えました。また、正月ということもあり、少しでも稟とした雰囲気を感じられるよう、川擦れの良いこの石を主役としました

 この石をちょっとでも暖かみを感じるように蕎麦釉の楕円水盤に据え、ちょっと丈のある真塗りの平卓に飾ってみました。輪島塗りの卓が正月の凛とした気分と、蕎麦釉を引き立たせるのになかなか良い役割りをしているように思います
 石自体は、右にある主峰がちょっと中よりに位置しているので、滑らかな石肌の割りには、右からの押しが強く、見た目よりも躍動感のある石になっていて、長所と欠点が同居しているような感じになっています

 昨年、神棚を新たに設置し、正月飾りについては、そちらをメインに行うようにしましたので、今年の床の間飾り・玄関飾りともシンプルなものに変えました。そうはいっても、多少は正月らしさも出さなければなりませんので、掛け軸は、正月らしいものをと考え、本年も旭日を取り合わせてみました。

 添えについては、鏡餅というズバリ正月を意識した添えを使ってあります。これは、近くのスーパーで売っていたもので、添えに使おうと思い購入し、今回使ってみました。一間の床の間では、ちょっと小さい感じで、この大きさなら玄関でちょうど良いくらいなのですが、まあ、許容範囲内ということで、床の間に合わせてみました。本来ならば、もう少し大きめで派手な添えを置いた方が、正月らしくて良かったですね



玄関飾り

主石は富士川産山型石
幅×奥×高
水盤は中国製(宜興)の朱泥象嵌の楕円水盤・欅隅入り地板 
単飾り


  玄関飾りについては、水石です

 この石は、富士川産の小さな山型石です。川擦れしているだけのあまり良くない豆石に近い物ですが、今回は、この石を飾ってみました。水盤は、中国宜興製の象嵌があしらわれている新渡で、ちょっと明るい朱泥が暖かみがありそうで良いかなと思い合わせてみました。この石を大隅入りの地板と取り合わせて飾ってあります  

 添えについては、写真にはありませんが鏡餅ここでも使いました。今年は、檀紙の上に紅白の水引を置き、その上に鏡餅を飾ってみました。昨年は、檀紙の上に人形を置き、その上に鏡餅を乗せてみましたが、今年は、紅白の水引に変えてあります。画像で見てもわかるとおり、あまりにも全体のバランスが悪かったですね。飾っている時に気が付いてはいたのですが、師走のあわただしさの中、あれこれ合わせる時間もなかったもので、直そうかなとも思ったのですが、ずるずるとこのままで正月を迎えてしまいました

 我が家の場合、床の間と玄関で飾りを行っていますので、本来ならば、同じ添えを使う事は避け、違う添え(床の間には羽子板・歌舞伎人形・獅子舞人形等)を利用したほうが方が良いのですが、あまりに時間がなかったため、このような飾りになってしまいましたが、今回はお許しください(笑)





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