6月上期の部

床の間飾り

主役は富士川産島型石
幅23×奥14×高3
水盤は志茄埜庵白釉長方水盤
玉杢平卓
軸は早苗の図

2点飾り

 6月の声を聞くと、本当に初夏という感じになってきて、いよいよ、夏の訪れを感じさせるような季節になってきました。夏が訪れる前には、嫌な梅雨も来るわけなのですが、これもまた一興ということで、入梅前の初夏を少しでも楽しんでみたいと考えて、飾ってみました

 今回の主石は、富士川産の島型石です。島型とはいっても山型とほぼ同じですので、鑑賞者の好みで、どちらで見ていただいても良いのではないかと思います。個人的には、平卓で飾れば島型、中卓で飾れば山型ともとれそうですが、まあ、そのあたりは、どちらでも良いでしょうし、添えや軸との取り合わせで決めても良いでしょう
 これを平卓と取り合わせてみました。薄い石ですので、中卓の方が似合うかもしれませんが、今回の場合、平卓を使う事によって、島型として見ていただくつもりで飾ってみました。これは、この石の場合、形状からいっても山型というよりも、島型のほうが適切であろうと思ったからです

 軸は早苗の図です。「田植えの時期など、とっくに過ぎているのでは・・・・・」と思う方もいると思いますが、山梨の場合、6月が田植えの時期になり、10月に収穫をするという作型になっています。そのため、私個人では、これからが田植えの時期が到来するというイメージを持っていて、この軸は、6月に使うものと決めています



玄関飾り

主石は佐治川産島型石
幅6×奥4×高5
丸藤織部釉楕円水盤・平卓 
単飾り


 玄関飾りは、佐治川の島型石を、楕円の水盤に据え、平卓と取り合わせてみました

 このサイズでは、小品と言うよりもミニ水石という感じのサイズです。このように小さくて景色の大きい石は、なかなかないのではないかとは思うのですが、この石についても底が切ってあり、やっとこの景色で飾れるようになっています

 今回も単純に水石だけの単飾りなのですが、ちょっと心配していたのが、こんな小さなミニ水石で、玄関の間が持てるかということなのですが、写真で見たとおりの状況で、添えも軸(短冊)もなければ、ちょっと小さすぎる嫌いはありますね。許容範囲ギリギリで小さすぎるような感じに思えますが、まあ、これはこれで勉強になるし、仕方がないかなとも考えています





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