玄関飾り
主石は八海山島型石 幅13×奥6×高4 水盤は雷紋地紋銅盤 |
短冊は船の図 |
2点飾り |
玄関飾りについては、島型石に船の短冊を取り合わせた飾りをしてみました 島型に船の取り合わせという、ありきたりの取り合わせなのですが、私の意図したところは、この船を入り船と見立てて、正月を控えた年末に、出漁していた船が港に戻ってくる、あるいは、物資を運んでいた船が正月用品を載せて港に帰ってくる、そんなイメージで、年末のこの時期に、この取り合わせをしてみました 水盤は雷紋地紋の銅盤を使い、卓は真塗りの平卓です。塗りの卓と竹の短冊掛けに違和感を感じないこともないのですが、他の短冊掛けをまだ入手していないので、このあたりはご容赦ください 肝心の季節感についてですが、「この船を入り船と見立てて、正月を控えた年末に・・・」というのは、あくまでも私のイメージだけであり、これだけで季節感を現わせているとは思えません。かといって添え物で季節感を表すことも、今回のような冬飾りでは難しく、このような場合は、水盤の色で季節感を表すことになり、暖色系統の蕎麦釉・鉄砂釉・辰砂釉・珊瑚釉・黄瀬戸釉等を使えば良いのですが、そうそうちょうど良いサイズのものを持ち合わせているはずもなく、今回の飾りとなりました 結局、今回の飾りでは季節感を表すことができないまま、今回の飾りに到ってしまったのですが、あまりに狭いスペースの為、季節感のある掛け軸がまったく使えず、季節感のあるような主役や添え物も適当な大きさのものの手持ちが無く、このような飾りになってしまいましたが、しばらくの間、このような状態が続きそうですが、ご容赦くださいませ 夏ならば、 このように 水盤を青磁に変えるだけで清涼感を現わすことができ、この2点飾りで十分なのですが、軸を使えない狭いスペースですので、冬場はちょっとつらいものがあります 今回の飾りにおいては、真ん中に落款が押してある短冊を使ってみました。掛け軸でもこのように真ん中に落款の押してあるものがあり、このような物は左右どちらの勝手にでも使い分けることができます。もちろん、この絵も多少の勝手はあるものの、左右どちらから見ても良いように描いてあるからです。この短冊の場合本来は右勝手の絵ですが、左に流れる力がそれほど強いわけではなく、絵を左勝手に見ても、さほど違和感を感じることはありません。そのため、右側に島型石を配置して、今回見立てた『入り船』ではなく、『出船』と見立てて使うこともできる重宝な絵柄です。このような掛け軸を数本持っていると、かなり使い勝手が良く便利ですので、見かけたら入手しておいても損はないと思います |
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