11月上期の部

床の間飾り

主木は南京ナナカマド
高70
軸は、稲干しの図

2点飾り

 早くも11月となり、今年も残すところあと2ヶ月となってしまいました、今回も秋の文化祭や庭造りと何かと忙しくしていたもので、アップするのがちょっと遅くなってしまいましたが、今回はこの盆栽飾りです
 秋というとハゼ・モミジ・ナナカマド等の紅葉が美しく誰しも楽しめる秋の樹種ですが、個人的には、この南京ナナカマドが好きで、この樹を主役に飾りを行なってみました

 今回の飾りは、秋の農村風景をイメージして飾ったもので、南京ナナカマドを主役として稲干しの軸を取り合わせた2点飾りです。軸については、この床の間の広さでは、ちょっと小さめで、本来なら四間床に良いサイズなのですが、その分主役もボリュームの少ないものですから、なんとかこの大きさでも許容範囲かなというところでしょうが、できれば、もう少し大きめの物の方が良かったです

 添えについては、草物か添配を置こうかと考えたのですが、主役が縦長の細幹文人木なので、これに合う物となると茅舎や平べったい草物ということになるのですが、草物も手頃のサイズのものが見つからず、今回は添配を省略して2点飾りとなりました

 今回の飾りは、秋の風情をイメージして飾ろうと思ったのですが、飾りをしてから写真を撮るまでに、ほとんどの葉が落ちてしまい、写真を撮る段になったらちょっと寂しい樹になってしまい、ちょっと旬を逃してしまった感じです(実際は、飾っている最中に落ちた物もありますが、台風の風などでもかなり落ちてしまいました)
 いずれにしても、盆栽を2週間も床の間に飾っておくことはできませんので、主役をハゼフジバカマなどに変えながら2週間を楽しんでいくつもりです

 今回の飾りでは、主役が実成りの南京ナナカマドで軸が稲乾しの図と、秋の季節感がダブってしまっていますが、季節感的には、ちょっとしつこかったかもしれませんが、主役が実成りの盆栽ですから、そちらの方に目がいきますので、このことも、まあまあ許容範囲の範疇かなと思っています 



玄関飾り

主石は佐渡赤玉山型石
幅12×奥7×高6
水盤は志茄埜庵瑠璃撫で角
添えはスナゴケ

2点飾り

 こちらは玄関飾りで、水石界の秋の主役である赤玉石を主役に使った水石飾りを行なってみました。主役は山型の赤玉石で、石の形状からすると山型とも島型ともとれる石ですので、本来なら中卓にでも飾ると良いのでしょうが、ちょうど良い大きさの持ち合わせがないもので、地板を用いる事にしました。水盤については、石の赤さをより引き立たせる為に瑠璃色のものを取り合わせ、紅葉をイメージして飾りました
 短冊もほとんど持ち合わせがないので、今回は主役と添えの2点飾りとして、石の赤(紅葉)で季節感は現わせているので、添え草にはスナゴケが取り合わせてあります

 今回は、あまりにおざなりな飾りに終わってしまいました。短冊は数枚しか持ち合わせがないので、短冊を使わない(使えない)飾りであっても、場所柄問題ない(床の間でないから軸はなくてもかまわない)のですが、さすがに地板に小さい石では、このスペースをカバーでききれていずに、上部の空間を持てあましてしまっているのが画像でもわかると思います。やはりこのようなことを少しでもカバーできるように、最低でも卓を使った飾りにしたほうが良いでしょう

 それと、添えのスナゴケの写真を見ればわかると思いますが、数日前にこの鉢に移植したばかりで、まったく落ち着いていないのが画像からもすぐにわかってしまいます(笑)。それに、添え草に地板がないのは、まったくいけません!・・・この鉢は、直径が4.5cmの小さな鉢(一蒼)で、このような小さな鉢を添えにするとは思ってもいなかったもので、この鉢に合う地板を持ち合わせていなく、これではマズイと思いながらも、地板無しで飾ってしまいました。サイズ的には、この鉢でも合う地板は持っているのですが、ちょっと厚めの為使えません。かといって、赤玉石の単品飾りでは、スペースを持てあましすぎてどうにもならないので、仕方がなく、この添え草をそのまま飾ってしまった次第です
 やはり、これからは、短冊とともに小さめの添え草や地板を集めなければ、ここの玄関飾りが続かないと、つくづく実感している今日この頃です(笑)
 しばらくの間、お見苦しい飾りが続くと思いますが、私も恥ずかしさをこらえながら、それでも、この玄関飾りをアップしておりますので、ご容赦ください(笑)


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