1月の部

床の間飾り

主石:加茂川産山型石
幅23cm×奥16cm×高12cm
九輪灰釉楕円水盤・花梨平卓
軸は旭日の図


添えはお供え餅


3点飾り



 新年 あけましておめでとうございます

 昨年は秋からの世界的金融危機に端を発した不景気風が吹き荒れ、一気に景気は冷え込んでしまい、暗い年末になってしまいました。バブル崩壊時よりも酷い急激な冷え込みようで、ここしばらくは混沌とした情勢になってしまうものと予想されており、今年もまだまだ悪くなるだろうと予想されています

 このような世情を受け、なかには減給されたり、リストラにあってしまうとかで、生活するのさえ厳しい状況の方もいるかと思いますが、このような時こそ、趣味によって自分自身が癒されるのが良いのではないかと思っています

 かく言う僕についても少し前に減給になってしまい、ただでさえ住宅ローンと子供の教育費に追いまくられる始末になっていますが、なんとかへこたれずに趣味だけは楽しんでいきたいと考えていますので、今年もよろしくお願いいたします

 今月の飾りは、加茂川産の山型(島型)石を主役にした飾りです。この石を灰釉の楕円水盤に据え、花梨製の平卓と合わせてみました。軸は旭日の図で、添えにはお供えを添えた3点飾りです

 この石は、加茂川産の山型とも島型とも見る事ができる石で、真黒の古い石です。この石を楕円水盤と平卓とで取り合わせてみました。軸は正月向けという事で相変わらずの旭日の図です(笑)。たまには違う物をとも思うのですが、まったく良いのがないので、ベタですはありますが仕方がありません。添えについては何かで織られたようなお供え餅です。正月らしさという事で、お供えを添えています

 この石は山頂部が中央寄りになっていて、左右稜線の流れからすると右勝手の石になるのですが、素直に流れてもらいたい左裾にちょっとした控えがあるので、右から左への流れはあまり強くありません。そのため、水盤への据え位置についても、やや中央寄りに据えてあります。卓についてはやや広めではありますが充分許容範囲内です

 このサイトもいよいよ6年目に突入することになりました。サイトを始めたのがつい昨日のような感じがするのですが、月日の経つのは早いものです。これも日頃から応援していただいている皆様のおかげだと感謝しており、このような場で何なのですが、心よりお礼申し上げます


玄関飾り

主石:奈良井川産島型石
幅10cm×高7cm×奥6cm
志那埜庵瑠璃釉長方水盤・紫檀平卓
添えは獅子舞

2点飾り

 玄関飾りは、水石と添えの2点飾りです

 主飾りは奈良井川産の島型石で、この石を瑠璃釉の長方水盤に据え、唐木の平卓と取り合わせてあり、添えには獅子舞の獅子を添えた2点飾りにしてみました

 この石は、奈良井の真黒ですが鉄錆を含んだ茶色い巣立ち状の物が付いているちょっと変わった石です。もう少し川擦れをすればこの部分もなくなり石の芯だけになるのでしょうが、これはこれで石肌に変化もあって良いのではないでしょうか

 添えは獅子舞の獅子にしてみましたが、床の間にお供え餅が置いてありますので、あえて獅子にせず赤い実のなるヤブコウジや細幹の南天、あるいは黄色の福寿草・常緑の笹などの草物の添えでも良いのですが、今年は合う物がないので獅子にしました ちなみに、 台湾オギを 添えてみたのが  こちらの写真  です

 寒気に当ててしまってあるので、葉が焼けてしまっています。正月以外ならこれで良い季節感になるのでしょうが、正月飾りの添え草としては、やはり実があるか花が咲いている、最低でも常緑が欲しいので、これでは正月飾りにはイマイチかなと思い、獅子舞になりました

 台湾オギについては、だいぶ前になりますが国風展の添えとして使われているのを見たことがありまして、その時は、冬には見られないほど鮮やかで綺麗な常緑をしていて、これは使えるなと思い、作り始めました。どのような盆栽に添えられていたのかはまったく覚えていないのですが、鮮やかな緑だけは鮮烈に記憶されていて、それを目指しているのですが、11月になると色が褪せ始めてしまい、なかなか思うようにはいきません。きっと、10月くらいハウスに取り込めば良いのだろうとは思うのですが・・・







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